【書評】「憂鬱でなければ仕事じゃない」を読んで学んだこと!
憂鬱でなければ仕事じゃないー見城徹・藤田晋著
「憂鬱でなければ仕事じゃないー見城徹・藤田晋著」の要点
- 小さいことを気にしろよ
- 憂鬱でなければ仕事でない
- 無償の行為こそが最大の利益を生み出す
- 他者への想像力をはぐくむには恋愛しかない
「憂鬱でなければ仕事じゃない」の書評
本書を読んで心に残った記述は上記の通りです。本書は幻冬舎社長の見城さんとサイバーエージェント社長の藤田さんの共著という事で元々気になっていたものです。
1の「小さいことを気にしろよ」とは、ビジネスにおいて合理主義的に生産性向上を目指すのは大事ではあるものの、対人において成り立っているものだから礼儀やマナーはしっかりと重んじろという意味です。礼儀やマナーについては、まだ自分には未熟な部分が多いと感じるため心に留めておきたい1節でした。
2の「憂鬱でなければ仕事でない」とは自分の居心地が良いと感じる仕事をずっと続けているだけでは成長は頭打ちする。そのため憂鬱になるようなリスクのある仕事に取り組まなくては、他者と比較した時に圧倒的な成長は実現されないという意味です。自分の未来のキャリアを想像するにあたり、どうすれば自分の価値を圧倒的に高められるのかという問いへの解が見つからず悩んでいたのですが、一般的には不可能と思われる様なカオスな状況に飛び込んで実績を上げることにより「ビジネスパーソンとしての希少性」を高めることで圧倒的成長は成し遂げられるのだという学びを得られたので、このスタンスは大切にしていきたいと思います。
3の「無償の行為こそが最大の利益を生み出す」とはそのままの意味ですが、スタンスとして自分に足りていないなと感じました。生活のすべての部分において誰かに付加価値を提供できないかを模索していきます。
4の「他者への想像力を育むには恋愛しかない」は目から鱗でした。確かに実生活を振り返ってみると相手の心を鮮明に理解しようとする機会として最も多い状況は恋愛と感じます。相手のジョブは何かを考える思考習慣も作っていきます。
見城さんの文章は無駄な脚色が感じられず、実体験に基づいた学びが書かれており、本書は自分の今後の指針として非常に参考になった一冊です。